ITパスポートの試験が明日なのに全く勉強してない…。
ITパスポートの試験前日まで勉強できていない受験生に向けて、ITパスポートに一夜漬けで合格する方法を解説していきます。
ITパスポートは決して簡単な試験でなく、出題範囲も広いため、一夜漬けで勉強して合格できる可能性は低いです。
そのため、一夜漬けで挑むことは全くおすすめしません。
それでも、どうしても試験前日まで勉強が手に付けられずに焦っている方もいると思うので、一夜漬けでも合格する可能性を上げるためのアドバイスを送ります。
結論:「いちばんやさしいITパスポート」で全体像を把握⇒過去問をひたすら解く。Kindle版を購入すれば、郵送時間なく勉強をはじめられる。
記事の信頼性・筆者の経歴
- ITパスポート、その他10以上の資格保持者
- 効率的な勉強が得意
- 様々な資格について日々発信中
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ITパスポートの試験構成・点数配分
ITパスポートに合格するためには、まずは試験概要について知ることが十条です。
ITパスポートの公式サイトに合格基準について次のとおり記載されています。
質問形式
選択式(4択)
総合評価点
600点以上/1,000点(60%)
分野別評価点
ストラテジ系 300点以上/1,000点(30%)
マネジメント系 300点以上/1,000点(30%)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(30%)
出題される問題数
分野 | 出題数 |
ストラテジ系 | 35 |
マネジメント系 | 20 |
テクノロジ系 | 45 |
合計 | 100 |
全体の問題に対して6割を取るだけでなく、各分野ごとにも最低3割とらないといけないことがポイントです。
そのため、一夜漬けで時間がないからという理由で、特定の分野を捨てた勉強はいけません。
また、各分野ごとに出題問題数が異なることもポイントです。
各分野の特徴を抑えて、勉強に取り組むこと重要です。
私のおすすめの勉強方法は次のとおり。
一夜漬けでITパスポートに受かる方法
使用する教材
ITパスポート範囲が広いので、まずは全体像を把握するのが合格への近道です。
全体像を把握するためのおすすめテキストは「いちばんやさしいITパスポート」になります。
膨大な出題範囲の中で、「いちばんやさしいITパスポート」は試験で頻出する部分がわかりやすく解説されています。
また、各章の後によく出題される問題が掲載されているため、各章ごとにすぐに復習できるのがポイントです。
「いちばんやさしいITパスポート」は常にITパスポートの教材としてAmazonランキングで1位を取っていて、評価も4.3と高いです。
AmazonではKindle版も販売されているため、配送を待たずにすぐ勉強をはじめられる点も、一夜漬けにぴったりなポイントです。
勉強手順
ITパスポートのテキストを一周読みましょう。
細かいことを覚えながら読むのではなく、全体感を抑える気持ちで読むことをおすすめします。
章末問題で解けなかった問題はテキストの内容を理解できるようになるまで読んでください。
一周テキストを読んで、すべての章末問題も一度解いたら、過去問題にとりかかりましょう。
ITパスポートは同じ内容が頻出するので、時間の限り過去問をひたすら解いて。問題ごと丸々覚えてしまうのが合格への近道です。
問題を覚えるには、同じ問題を何度も繰り返し見ることが重要なので、10年分の過去問を解くより、3年分の過去問を3回ずつ解くことをおすすめします。
重点的に勉強するおすすめ分野
前述のとおり、ITパスポートに受かるためには各分野で30%以上、全体で60%以上、点数を取る必要があります。
そのため、特定の分野を捨てた勉強は禁物です。
一方で、全体をある程度勉強して、各分野30点以上取れるレベルに到達した後は、それぞれの分野ごとに重点的に勉強して、着実に全体の点数を上げていくことをおすすめします。
勉強するおすすめの順番は、マネジメント系→テクノロジ系→ストラテジ系です。
理由を解説していきます。
出題される問題数
前述のとおり、各分野で出題される問題数は決まっております。
分野 | 出題数 |
ストラテジ系 | 35問 |
マネジメント系 | 20問 |
テクノロジ系 | 45問 |
合計 | 100問 |
おすすめテキスト「いちばんやさしいITパスポート」の各分野ごとのページ数を確認した結果は以下のとおりでした。
各分野の出題問題数とページ数をまとめた結果。
分野 | 出題数 | ページ数 | 出題数/ページ数 |
ストラテジ系 | 35問 | 185P | 5.3 |
マネジメント系 | 20問 | 83P | 4.2 |
テクノロジ系 | 45問 | 208P | 4.6 |
合計 | 100問 | 276P | - |
少ないページ数でより多くの問題をカバーできた方が効率的に勉強できるので、4.2ページにつき1問出題されるマネジメント系を勉強するのが一番効率がいいと言えます。
表を踏まえると、
マネジメント系⇒テクノロジ系⇒ストラテジ系
の順番に勉強するのがおすすめします。
各分野の内容
上段で、効率性の観点から「ストラテジ系」を最後に勉強することをおすすめしていますが、内容からも「ストラテジ系」の勉強を後回しにすることをおすすめします。
ストラテジ系は3文字の英語の略語を問われることが多く、非常に覚えにくいです。
一夜漬けで勉強する際は、「ストラテジ系」を一番最後に勉強することで、頭に略語を残した新鮮な状態で試験に臨むことをおすすめします。
ストラテジ系で出題される質問の例題は次のとおり。
例題1
企業の経営を財務的な業績からだけでなく顧客、業務プロセス、学習と成長といった側面から分析評価し、戦略の策定に結びつけようとする手法はどれか?
ア. BSC
イ. CSF
ウ. PPM
エ. SWOT分析
例題2
ある会社のECサイトでは、利用者からのチャットで多様な問い合わせについて、オペレータが対応する仕組みから、ソフトウェアによる自動対応に変更した。このとき、利用者の過去のチャット内容などを学習して、会話の流れから適切な回答を推測できる仕組みに変更するために使われた技術として、最も適切なものはどれか?
ア. AI
イ. AR
ウ. CRM
エ. ERP
上記の例題以外にも、「ストラテジ系」は似たような略語が大量に出題されるため、私が勉強したときも一番苦戦しました。
おすすめのテキスト「いちばんやさしいITパスポート」には、わかりやすくそれぞれの単語の意味が解説されていますが、それでも一晩ですべて覚えるのは大変ですし、一度頭に入ったと思ってもすぐに抜けてしまいます。
そのため、英語の略称が少ないマネジメント系、テクノロジ系の勉強を終わらせた後に、試験直前にストラテジ系を頭に詰め込んで、試験に臨むことをおすすめします。
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