パソコンスキルを習得できる資格で一番有名なMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)。
社会人であれば誰しもが使うWord、Excel、Powerpointのスキルが身につく資格で、累計受験者数は470万人の超人気資格です。
MOSの受験を考えている人に向けて、受験に必要な次の情報を解説していきます。
- MOSとは?
- 受験資格
- 試験方式・試験日程・合格発表・受験地
- 問題形式・試験時間・合格基準
- 受験者・合格者数
- 受験料・持ち物
- 勉強時間・難易度
記事の信頼性・筆者の経歴
- MOSなどの10以上の資格保持者。
- 日々業務でWordやExcelを使用。
- 合格に直結する効率的な勉強が得意。
MOSとは?
MOSはマイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)の略称で、マイクロソフト社が提供しているプログラムのスキルを証明できる資格です。
社会人になったら必ず使う、以下のようなMicrosoft Officeの製品が対象となっており、各製品ごとに試験が受けられます。
- Word(ワード)
- Excel(エクセル)
- Powerpoint(パワーポイント)
Wordとは?
文章作成ソフト
報告書などのビジネス文書の作成以外にも、チラシや年賀状も作成できます。
Excelとは?
表計算ソフト
計算、表の作成、グラフの作成ができます。
Powerpointとは?
プレゼンテーションソフト
発表する時の資料をわかりやすく作成することができます。
MOSの試験科目・バージョン・レベル
MOSは5つの試験科目、3つのバージョン、2つのレベルが用意されています。
試験科目 | 一般レベル | 上級レベル (エキスパート) |
Word | ・365&2019 ・2016 ・2013 | ・365&2019 ・2016 ・2013 |
Excel | ・365&2019 ・2016 ・2013 | ・365&2019 ・2016 ・2013 |
PowerPoint | ・365&2019 ・2016 ・2013 | なし |
Access | ・2016 ・2013 | ・365&2019 |
Outlook | ・365&2019 ・2016 ・2013 | なし |
私のおすすめ科目
Wordの一般レベルとExcelの上級レベルがおすすめ。
Wordの一般レベルでOffice製品全般の基本動作をみにつけ、Excelの上級レベルでExcel特有の計算スキルを習得するとWordもExcelも使いこなせるようになります。
試験科目
以下5つのMicrosoft Office製品が試験の対象です。
- Word(ワード)
- Excel(エクセル)
- Powerpoint(パワーポイント)
- Access(アクセス)
- Outlook(アウトルック)
自分がスキルを習得したい製品を選んで受験します。
バージョン
5つの試験科目は3つのOfficeのバージョンに対応しています。
- 365&2019
- 2016
- 2013
すでにMicrosoft製品がパソコンにインストールされている人は、自分の持っているバージョンと同じ試験の受験してください。
バージョンの確認方法
Office製品を立ち上げたときのポップアップに記載されています。
例えば、下図の場合は265&2019です。
まだMicrosoft製品を購入していない人は、最新版である365&2019がおすすめです。
Amazonや楽天で購入して即日使うことができます。
難易度
MOSには難易度が2つ存在します。
- 一般レベル
- 上級レベル
下表のとおり、PowerpointとOutlookは一般レベルしか存在しません。
また、Accessも受験するバージョンによって、一般レベルか上級レベルかどちらかのレベルしか用意されていません。
試験科目 | 一般レベル | 上級レベル (エキスパート) |
Word | ・365&2019 ・2016 ・2013 | ・365&2019 ・2016 ・2013 |
Excel | ・365&2019 ・2016 ・2013 | ・365&2019 ・2016 ・2013 |
PowerPoint | ・365&2019 ・2016 ・2013 | なし |
Access | ・2016 ・2013 | ・365&2019 |
Outlook | ・365&2019 ・2016 ・2013 | なし |
Microsoft Officeはどの製品も基本的な使用方法は同じです。
そのため、一般レベルで学べる内容に重複感があるので、一般レベルの試験を1つ受ければ、どの製品でも使える基本動作は身につきます。
受験資格
MOSは学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。
一般レベル、上級レベルともに誰でも受験できます。
試験会場・試験日時
試験会場は全国に約1700存在するテストセンターです。
試験会場によりますが、ほぼ毎日試験は開催されています。
近くの試験会場はMOSの公式サイトから検索ください。
問題形式・試験時間・合格基準
MOSの問題の出題形式は、実際にMicrosoftの製品をもとに質問に解答していく実技方式です。
合格基準は非公開ですが、550点~850点程度が合格点だと公式が公表しています。
出題形式 | 実技方式 |
試験時間 | 50分 |
満点 | 1000点 |
合格基準 | 550点~850点 |
MOSの受験者数・合格率
MOSの受験者数は2021年6月時点で470万人を超えています。
合格率は非開示ですが、一般レベルは80%、上級レベルは60%程度といわれています。
MOS受験料
MOSの受験料はレベルによって異なります。
- 一般レベル10,780円
- 上級レベル12,980円
学割を使うと2,200円引きになります。
学割で申し込む方は、試験当日に学生証の持参を忘れないでください。
MOSの勉強時間・難易度
一般・上級レベルともに勉強時間は80時間程度です。
すでにマイクロソフトの製品を使いこなせる人でも、問題にあった解法をみにつける必要があるので、40時間程度の勉強時間は必要です。
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MOSの勉強法
MOSの勉強方法は2つあります。
- 講座:ユーキャン講座
⇒PCに苦手意識がある人におすすめ - 独学:テキスト1冊
⇒Microsoft製品に慣れている人におすすめ
それぞれ詳しく解説していきます。
おすすめのMOSの講座
MOSのおすすめの講座はユーキャンです。
次の講座が用意されています。
ユーキャンの通信講座をおすすめする理由は次のとおり。
- テキストがわかりやすい
- 講師に質問ができる
- 模擬試験も付いている
パソコンに不慣れな人や、独学が不安な人におすすめです。
>>ユーキャンの公式サイトをみる
MOSおすすめの独学テキスト
日経BP社またFOM出版のテキストがおすすめです。
例えば、FOM社の対策テキスト&問題集は以下のとおり、全てのステップを画像つきで解説してくれるので、とてもわかりやすいのがポイントです。
各試験科目・難易度別におすすめのテキストを紹介していきます。
Excel
- 一般レベル
- 上級レベル
Word
- 一般レベル
- 上級レベル
Powerpoint
- 一般レベル
Outlook
- 一般レベル
Access
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